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【ゆうゆう館】みかんの木

2024.10.17

 「先生、みかんの木ない?」と聞いてきたのはR君。中庭に虫探しに行こうと話をすると、虫かごや虫取り網を準備しつつ話してくれました。中庭にはみかんの木があります。数年前、ゆうゆう館の子たちが一生懸命穴を掘って植えてくれたものです。初年度には実をつけましたが、それ以降、花は時々咲くけれどなかなか実がなりません。だいぶ枝が伸び、少し大きくなったように感じます。みかんの木あるよ!でもなんで?と言うと「みかんの木にはアゲハチョウの幼虫がいるから」との事。そうなの!?と中庭に行くと早速虫探し。クレマチスとバラの間にあるみかんの木を見に行くと・・・「いた?」「うーん…卵があるから絶対いると思うんだけど…」「あ、いた!」なんと本当に幼虫がいました!しかも2匹!「アゲハの幼虫?」「これは触覚が赤いから違うやつかも。アゲハのは黄色なんだ」「でも体は同じ模様だね」「虫かごにミカンの葉をいれよう」「素手で幼虫を触るとくさいんだよなあ」みかんの葉は香りが強いので、それを食べる幼虫は、身を守る触覚も強い香りがするそうです。良く知っているなぁと感心してしまいます。虫かごに入れたみかんの葉をもりもり食べる様子も良く見ているこども達。赤い触角の幼虫はどんな蝶になるのでしょう。調べてくるかな?育ててみるかな?こども達とのやりとりを楽しみながら、成長を見守りたいと思います。

O.S

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