０歳の時からわたぼうしに遊びに来てくれているRくん。いつも室内に入るとお気に入りの大きなビーズコースターをくるくる回したり、ソフトブロックを出して並べてみたり、ピアノをお母さんと一緒に弾いてみたりと、色んなことに興味を示し遊ぶ姿が見られます。Rくんは絵本も大好きで色んな種類の絵本をお母さんと一緒に読んでいます。その中でも『はらぺこあおむし』がお気に入りで、わたぼうしでも『はらぺこあおむし』の絵本を見つけると、何度も集中して読んでいる姿があります。この日はその大好きな『はらぺこあおむし』の絵本を持ってわたぼうしの入口まで歩いていき、外を見ながら「あ！」と何かを伝えてくれたRくん。お母さんと一緒に、「車を見ているのかな？」「外が気になるのかな？」と話しながら見守っていたのですが、違う遊びに戻ってもしばらくすると絵本を持って外を指差し「あ！」と伝えてくれました。その様子を見て以前わたぼうしで行った「みんなでHawaiian　Hula」で、お母さんがHulaを踊っている間に職員と一緒に外で『はらぺこあおむし』を読んだことをふと思い出し、お母さんに伝えました。すると「そうだったんですね！教えてくれたの？お外で読みたいの？」とRくんに聞きながら２人はベンチに行き、お母さんの膝にすわり『はらぺこあおむし』を読み始めました。朝は雲が多かった空も太陽が顔を出し、暖かい日差しの中で絵本を読んでいる様子はとても気持ちよさそうで、ほっこりとする風景でした。

一緒に室内で遊んでいたCちゃんもその光景が気になり何度か見に来てくれました。

わたぼうしで過ごして遊んだ内容を覚えていて、またやりたい！と伝えてくれたことや、それが出来るようになったRくんの成長もお母さんと一緒に感じることができとても嬉しかったです。これからもこどもたちひとりひとりの、ひとつひとつの瞬間を大切に、保護者の皆さんとその成長を見守っていくことができたらと思います。Y.F