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【わたぼうし】「いっしょ」が嬉しい日

2025.06.24

0歳児からわたぼうしに来てくれている、2歳児のS君と1歳児のS君の2人。2人は普段他の友達が遊んでいる様子が気になっても、一定の距離を取りながら見つめたり、少し離れた所で遊んだりしていました。お互いわたぼうしでよく会うことはありますが、今まで同じ遊びを長時間する姿というのはあまり見られませんでした。わたぼうしには、たくさんの牛乳パックを組み合わせて作った消防車や救急車があります。いつもはこの車に乗って「ピーポーピーポー」などと、お母さんや職員と遊ぶことが多く、この日もはじめはお母さんと職員と一緒に乗って遊んでいました。ところが後からきた1歳児のS君が、その様子をじっと見つめているのに気付くと、消防車に乗って遊んでいたS君は近くで停まり、他の救急車を指差し1歳児のS君を見つめます。すると2人はお互いにお気に入りの車に乗り、滑り台の周りを列になって何周も何周も走り出しました。そして2人の距離が少し離れていると振り向いて待ち、走りづらいマットの上は2人で一緒に車を持ち上げて歩いたり、時には滑り台に車を乗せて並べて滑らせてみたりと、何度も目を合わせて笑い合いながら遊びも広がっていきます。さらに、園庭から戻ってきた1歳児のK君も加わり、3人で車で遊び出しました。

その後も違う遊びに移ると、お互いを誘うように遊びたい玩具を持って近づく様子が何度も見られました。お母さんたちも、「今まで、皆が遊ぶのを離れたところで見ていることが多くて、友達と遊ぶということはあまり無かったんですけど、友達と遊ぶ楽しさに気付いたのかな?」「うちも同じくらいのこども同士だと緊張しちゃうのか、あまり一緒に遊ばないんだけど、今はすごく楽しそうに遊んでいますね」と微笑み合いながら話していました。「友達と一緒ってたのしい!」そんな気持ちが、それぞれの中に少しずつ育ってきたように感じたこの日。こどもたちの中で広がった遊びと笑顔に成長を感じることができました。これからも、日々の小さな一歩を一緒に喜び合えたらと思います。Y.F

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