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2025.10.07
10月6日は十五夜でしたね。わたぼうしではうさぎのお面制作や、団子をスタンプで押し作る十五夜制作を行いました。お面は、お母さん達が思い思いにうさぎの顔を描いたり、名前を書いたりして仕上げていました。こども達はお面をつけると始めは気になり取ってしまいましたが、そのうち忘れて付けている子も増え、気が付くと室内はうさぎでいっぱいになりました。

スタンプでは、興味を示し、お母さんと一緒に持ってみて絵の具を付け、紙にペタンと押してみるこども達。



兄弟で遊びに来たN君とT君は、絵の具がちゃんと付いているのか見て確認をしながら紙に押していきます。


お互い、どんなお団子になったのか見て、「Tのはおっきい団子だね」「Nのはお月さまのうさぎの方まで団子が登っているね」と、話しながら押していきます。

黒い紙に白いまん丸の団子ができる様子をお母さんと押しながら真剣に見つめる子もいました。団子が積み上げられると満足そうな表情で作品を見る子もいました。また、白い丸い形が不思議なのか、指を指し、触れてみようとする子もいました。

出来上がった作品を見せてとお母さんの後ろから覗き込むA君と、A君が外してしまったうさぎのお面を被るお母さんです。

また、十五夜当日という事もあり、月にまつわる紙芝居を読みました。何故、日本の月にうさぎがいるのかを知る事ができ、みんなで「知らなかった」「こういうお話なんですね」と、日本に伝わる話に興味を持った保護者の方も多かったです。また、わらべうたもおこなったのですが、耳馴染みのある歌が多く、みんなで口ずさみながら行う姿があり、こどもの頃に遊んだ手遊びを今でも覚えているんだなと感じました。こども達は、わらべうたに合わせ、お母さん達がつついたり、くすぐったりする度に声を出して笑い楽しそうで、普段室内で遊んでいる時には見られなかった様々な表情を見る事ができました。わらべうたの音色はなんだか心地良く、やはり日本に古くから伝わる歌だからなのか、どこか落ち着き、みんなの表情も優しく和らいでいきました。最後はうさぎになってぴょんぴょん跳ねながらみんなで大きな円を作り周りました。お友達や職員、お母さんの顔が見え、目が合うとにっこり笑うこども達。また、ぴょんと跳ねる事が楽しく、声を出して笑う姿もありました。そんな事をして過ごしていると、外は少し晴れ間も見え、「夜にはお月さま見えるかな?見上げてみようね」と話していました。今夜は、夜空を眺め、作った制作をおうちの人に見せたり、団子を食べたり、月見をして過ごしたり、十五夜を家でも楽しんでくれるのかな?と思いました。わたぼうしで過ごした事がきっかけとなり家でも日本の文化に触れるきっかけになる事がある様です。これからも、日本の文化や行事も大切にし、わたぼうしで楽しく過ごしていきたいと思います。M.O


