先日わたぼうしでおこなわれたhawaiian Hula。何回目かのお母さんや久しぶりの方もおり、始まりました。わたぼうしでは助産師がそれぞれの身体の様子を見てくれ、操体法という体操を取り入れたり、身体の癖を知り身体が動きやすい状態を作ってからHulaをおこなっています。助産師との時間で身体の歪みや痛みに気付く方もおり、1時間という時間の中でどのくらい変化していくのかを知る事ができます。Hulaの時間になると、まずはせっかく動きやすく整えた為、骨盤がたくさん動くような動きから始めました。するといつもより大きく動く事ができており、それぞれが「前より動く」や、「なんだか動かしやすいです」等感想を伝えてくれました。少しの事でも身体は変化していく事を感じました。この日は、みなさん少し緊張しているのかな？という様子があった為、どうしよう？と考え、託児で遊んでいるこども達の方を見ると、ちょうどこども達もHulaの様子が気になりこちらを見ている所でした。こども達と目が合うとにこっと表情が和らいだお母さん達。その様子を見て素敵だなと思い、お母さん達に「お子さんをお花に例えるとどんなお花ですか？」と聞いてみました。Hawaiiではよく、大切な存在や想いを花に例える事があります。また、神様も草花に姿を変える時があります。そんな事を想いながら質問してみると、みなさん「うーん？お花・・・」と首をかしげ悩んでしまいました。それではと思い、今度は「お子さんのイメージは何色ですか？」と聞いてみました。すると今度はそれぞれ「オレンジです」「黄色かな」「白！」と、イメージの色を教えてくれました。色を聞くと、それぞれ本当にぴったりな色だなと感じました。そこで、今度はお母さん達にこども達の方を向いてもらい踊ってみる事にしました。ハンドモーションも付け、花が咲くまでの様子を踊ってみました。こども達を見ながら踊る事でお母さん達の表情はぐっと和らぎ、とても優しい表情になりました。こども達も一緒に体を揺らしたり、玩具を動かしたり、動きやリズムに合わせて楽しんでいます。全体で一緒に踊る事ができ、とても楽しい空間となりました。最後に花を作る時に、それぞれのお子さんだと思って作ってみてもらい、先程のイメージカラーを思い浮かべながら作ってもらいました。すると、手の動きが優しくなり、その手で作った花をとても愛おしそうに見る姿がありました。そして目の前にはこども達が揺れている。更に笑顔が広がりました。

わたぼうしのHulaは身体の変化を整える事も目的でおこなっている為、なかなかHulaの本質に触れる事が難しいのですが、この日はこども達とお母さんの絆や愛情から本質に少し触れる事ができたのかな？と思いました。お母さん達に今のがHulaですとお伝えしたところ、「少しだけわかった気がする」と言ってくれました。少しだけだったけれど、大きな一歩だと感じました。Hulaを通して自分の心の中の本当の気持ちに気が付いたり、身体の変化に気が付いたり、自然と涙が溢れたり、笑顔がこぼれたりそんな体験を少しだけできた事が嬉しかったです。言葉では伝える事ができない事を、こども達から教えてもらった気がしました。毎月わたぼうしでおこなっている為、興味がある方はぜひご参加ください。少しだけ何かに気が付き、変化する時間になるかもしれません。M.O