学校から歩いて帰ってくるゆうゆう館のこども達。帰りがけに時々何か拾って帰ってくる事があります。ある時は、「見て！こんなきれいな石見つけた！」「白くてきれいだから宝石かもしれない！」と、丸くて乳白色の石を大事に握って帰って来ました。手を洗う時に一緒に石も洗うとさらにつやっとして良い感じになり、ちょうど良さそうな箱を見つけると大事に取っておいていました。ある時は、黒くて小さな種を拾ってきた子がいました。「何の種かな」「育ててみて良い？」と言ってプランターに種を植えました。しばらく育てていると「ハートの葉っぱが出てきた…」「朝顔？」「白い花が咲いた！」図鑑とにらめっこしながら「これかなぁ…」「なんか違う気もするけど…」「これが一番似てる気がする…」似た植物がたくさんあり、これ！と見定めるのはなかなか難しかったようです。小さな種から育った花はプランターで大繁殖！たくさんまた小さな種を付けました。先日は、ねこじゃらしをたくさん握りしめてきた子がいました。「これでポップコーンができるんだよ！」「持って帰るから袋ちょうだい」と大事に袋に詰めていました。ねこじゃらしでポップコーン？？？気になって後日、ポップコーン出来た？と聞くと「できたよ！おいしかった！」できるんだ！ちょっと試してみたいかも！こども達が持ってきた“いいもの”を通して、私たちも知らない事を一緒に調べたり、こども達から教えてもらうこともたくさんあります。日々の発見やこども達の視点を大事にしながら、いろいろな素敵や不思議に触れられたらと思います。

O.S