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2026.07.21
ある日のわたぼうしの午後。0歳児のTくんとお母さんが、窓辺の木漏れ日が差し込む場所で、一緒にごろんと寝転がっていました。窓の外では、風に揺れる木の葉っぱ。その隙間からやわらかな光が差し込み、ふたりはその景色を静かに見つめながら、ゆっくりとした時間を過ごしていました。何をするわけでもなく、ただ同じ景色を眺める親子の姿。そのおだやかな空気がとても心地よく、素敵な光景で、職員は少し離れた場所からそっと見守っていました。しばらくすると、お母さんがこんなことを話してくださいました。「わたぼうしに来た最初の時から、ここから見る景色が好きみたいなんです。よく見ていて。素敵ですよね。この前の『一問一答 これからの園選びの会』で園長先生のお話を聞いたり、以前先生たちから、窓から見える景色や木の葉っぱから入る光まで考えてつくられていると聞いたりして、すごいなぁと思っていました。」わたぼうしには、季節によって表情を変える木々や、それらを通して入ってくる光など、窓の外にもたくさんの景色があります。こどもたちはもちろん、保護者の方々も、ふと足を止めて、その景色に目を向けてくださることも多いです。何かをして遊ぶ時間ももちろんとても楽しく、様々な発見や面白さがありますが、親子で同じ景色を眺め、何もせずにゆったりと過ごす時間も、かけがえのないひとときなのだと、Tくんとお母さんの姿を見て改めて感じました。そして、その景色を見ながら、お母さんがわたぼうしの空間づくりに込められた想いを感じてくださっていたことも、とても嬉しかったです。何か特別なことをしなくても、親子で同じ景色を見つめ、同じ光や木や葉の動きを感じ、同じ時間を過ごす。その何気ないひとときの積み重ねが、親子にとって大切な思い出になっていくのかなぁと、ずっとその姿を見ていたくなるような、素敵な時間を一緒に過ごさせていただきました。これからもわたぼうしが、親子でゆっくりと季節や自然を感じたり、日々の景色を眺めたりしながら、何気ない時間を大切に、ゆったりと過ごせる、そんな場所でいられたらいいな、と思います。Y.F





