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2026.07.31
暑い日が続いていますが、こどもたちは自分たちで木陰を見つけて過ごしたり、水遊びでは互いに水を掛け合い、全身がびちょびちょになりながら水の心地良さを感じたりと暑さから過ごし方を考えている様子が見られています。
友だちや保育者と一緒に小まめな水分補給や休憩をしながらテラスでゆったりと過ごしているとどこからかセミの鳴き声が聞こえてきます。セミ探しに興味があるひまわりさんのRくんとNちゃんは、セミの鳴き声が聞こえると耳を澄ませ、木に駆け寄る様子が見られています。セミを捕りたいNちゃん!セミを見つけると「せんせいとって!」とお願いしていました。Nちゃんの声に保育者もセミを取りたい気持ちがありました。しかし、保育者が捕るのではなく、Nちゃんに捕ってほしい思い、Nちゃんがどのように考えて捕るのかその過程を大切にしたい想いからNちゃんに“どのようにしたらセミを捕ることができるのか”と一緒に考えていきました。
まずはセミの位置と高さを確認するNちゃん。思ったよりも高さがあり、「これじゃあとれないよ」と話をしていました。保育者と一緒に“どうしよう・・・”と考えていると近くにドラム缶があることに気付き、「ドラムかんをきのちかくにもってきたらとれるかもしれない!」と身の回りの環境からどのようにしたらセミに近づくことができるのかを提案していました。他にセミ探しをしていたRくん、Sくんも駆け寄り、ドラム缶を転がしながら一緒に運びます。保育者の支えの中、ドラム缶に登り、虫網で距離を確認すると丁度良い位置にセミがいました!真剣な表情になり、「どきどきする・・・!」と話をしていたNちゃん。RくんもSくんも「がんばれ~!」「ゆっくりね!」と応援しています✨みんなが見守る中、覚悟を決めたNちゃんは虫網を振りました!!!虫網がセミの少し下にあたり、セミは飛んで行ってしまいました。「あぁぁぁ」「いっちゃった・・・」と悔しい気持ちを感じているNちゃん。「もう!!いっちゃった!せんせいがとってよ!」と悲しみの気持ちも感じている様子でした。すると近くでまたセミの声が!保育者に捕ってほしい気持ちを感じているNちゃんですが、今までNちゃんが自分で考えて工夫している姿を近くで見ていたからこそ、Nちゃんに捕って欲しい思いがありました。Nちゃんに「Nちゃん、悔しかったね。もう少しだった!もう一回挑戦してみよう!」と声を掛けると「えぇぇ」と言いながらも真剣な表情です。先程の様子をRくんとSくんと一緒に振り返り、“ゆっくりちかづいてみよう!”という話になり、再度挑戦!!虫網を振りますが木に当たり、セミはもっと高い枝に飛んで行きました。2回目の挑戦を経て、Nちゃんの中で“セミをとりたい”という想いがどんどん大きくなっていきました。
その後も毎日セミ探しをしているNちゃん。今回の悔しさがNちゃんの中で大きなパワーとなり、セミを見つけると「あのとき、Nがみつけたセミかもしれない!」と期待が広がったり、セミ探しの中で捕まえられなくても「ほかのきでセミをさがしてみる!」と諦めずに挑戦したりしている姿が見られています。セミ探しの中で、こどもたちが自分で考えたり、経験の中で気付いたりする過程を大切にしています。生き物の大切さに触れたり、生き物の気持ちに気付いたりする経験からこどもたちの考えがどんどん豊かに広がっていくといいなと思います。
Y.M


