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2026.08.18
「遊芽屋さんと遊ぼう!」の日。園が夏休み中の5歳児のNくんと3歳児のTくん兄弟が、わたぼうしに遊びに来てくれました。前日にも遊びに来てくれていた2人。「明日は遊芽屋さんが来るよ」と伝えると、「行きたい!」と言いながら、楽しみにしてくれていたそうです。この日も、遊芽屋さんが持ってきてくれた木のおもちゃを、順に手に取って遊ぶ2人。そんな中、遊芽屋さんがカードゲームを出してくれました。バナナやイチゴ、レモンなどの果物が描かれたカードを、中央の山から順番に1枚ずつ引いて重ねていくゲームです。そして「イチゴ」が出た瞬間が、このゲームのお楽しみ。「チーン」という音の鳴るベルに一番早く手を置いた人が、カードをもらえます。はじめのうちは、イチゴが出てもすぐに反応できなかったり、自分の番を待つことよりも「早くカードを引きたい!」「ベルを押したい!」という気持ちが先に出たりする場面も。けれど、何度か繰り返すうちに2人の様子が少しずつ変わっていきます。「ルール分かってきた!」Nくんから、そんな言葉が飛び出しました。カードを引く順番や、イチゴが出たときの動きなど、遊びながら少しずつルールを理解し、「今は自分の番」「今は待つ番」と、少しずつ見通しを持てるようになっていったようです。そうして順番にカートを引きながら、イチゴが出ると、今度はNくんもTくんもベルに手を伸ばします。カードを取れたときには、嬉しそうな笑顔。そして結果は、2人とも同じ枚数で1位!「勝ちたい」「取りたい」という気持ちを持ちながら、相手と一緒に遊ぶ。その中で、自分の気持ちを少し調整したり、相手の番を待ったりする経験も重なり、ひとつのカードゲームの中で2人の成長を感じ驚きました!

次に2人の心をつかんだのは「カプラ」。遊芽屋さんが積み上げる姿を見て、2人もさっそく挑戦です。1枚ずつ、向きをそろえながら慎重に積み上げていきます。高くなってくると、少しの揺れで崩れてしまうことも。それでもNくんは「もう一回!」と、最初から積み始めました。そんな2人の様子が気になったのか、1歳児のHくんも近くへ行き、カプラをひとつ、またひとつと運んできてくれると、2人はそれを受け取りながら積み重ねていきます。言葉を交わさなくても、同じ遊びの中で自然に生まれるやりとり。「積みたい」という2人の思いと、「渡したい」というHくんの思いが、カプラを通してつながった瞬間でした。そうしてカプラを積んでいく2人は、遊芽屋さんが帰る時間になるまで集中して遊びこみます。その集中力に職員もお母さんも、「すごく集中していますね!」と驚きました!

そして後日。わたぼうしで遊んでいたNくんとTくんと職員で、遊芽屋さんと遊んだ時とは違う別のカードゲームをしよう!という話になり、蛇のカードゲームで遊びました。順番にカードを引き、同じ色のカードをつなげていきます。頭としっぽがそろって蛇が完成すると、そのカードをもらえるゲームです。ここでも、「自分が蛇をつなげたい!」という気持ちが先に出る場面がありましたが、前回のカードゲームと同じように、遊びを続ける中で少しずつ順番を意識できるように。遊びたい、勝ちたい、もっとやりたい。そんな気持ちがある中で、ゲームを通してその気持ちと折り合いをつける経験が生まれていくのだと感じました。ルールを理解すること、自分の番を待つこと、うまくいかなくても、もう一度挑戦すること…。カードゲームや積み木で楽しく遊ぶ中には、こどもたちがこれから様々な場所で過ごしていくための、たくさんの経験が詰まっていました。そしてNくんとTくんが夢中で楽しむ姿を見ながら、遊びの中には、こどもたちが自分で気づき、たくさんの力を身につけていく瞬間がたくさんあるのだな、と改めて教えてもらいました。玩具や遊びを通したこどもたちの成長をこれからもたくさん見つけていきたいです!Y.F


