2025.02.03
2025年の節分は2月2日。当日は日曜日でお休みだったため、すみよし愛児園では今日、朝から「おにくる?」「(いえで)きのうきたからこないよね?」とソワソワした様子のこどもたちでした。
先週から新聞紙で豆を作ったり、朝、鬼の嫌いなイワシを焼いたりしていつ鬼が来ても良いように準備はばっちりです!
ひまわりさんが門に柊イワシを飾り「これで、はいってこれないぞ!」と準備をしますが、去年の記憶から「へやからくるんじゃない…?」とドキドキしていました。豆は園庭の真ん中に広げ、先に「おにはそと!ふくはうち!」と練習をしていると、ぞろぞろと鬼が登場!!!驚いて逃げる子もいれば、木の陰に隠れる子も!
「豆投げてみよう!」「〇〇くんならできる!」と声を掛けていくうちに、友だちや先生と一緒に少しずつ鬼に向かっていこうとする姿が出てきました。
ゆりのAくんは怖くて逃げたその先に弟のHくんがいたのでHくんをまもる…!と伝えているようにぎゅっと抱きしめ、Hくんからパワーももらっているようでした😌鬼から逃げ少し距離を取ると、勇気を振り絞り豆をえいっと投げました!!涙は出ていますが徐々に凛々しい顔に!
ひまわりのHちゃんは鬼から追いかけられている子を見ると「たすけなきゃ!」と豆を投げたり鬼を追いかけたりしてさすがひまわりさん!勇敢な姿に感動しました!
最後は門まで鬼を追い詰め、門に付けていた柊イワシを取り、無事鬼を追い払うことが出来ました。
鬼がいなくなった園庭では放心状態で気持ちを落ち着けたり、安心からさらに泣いたりしていました。
「ゆりさんになってこんなにこまったことはない」
「なみだがでそうになった」
「もうこないよね?もうがんばったから、おにはいい」
「がんばってもなみだがとまらないよ」
などとつぶやき、こどもたちは1日で様々な感情を経験したのだと感じました。
鬼に向き合ったこどもたちは今日まで自分の心にはどのような鬼がいるのか考え、自分の心にも向き合ってきました。鬼を追い払うことで、新たな自分に出会う事が出来るのではないかと思います。この節分での経験が今後生活の中で一人ひとりの力に繋がっていくといいなと思います。
M.F